低レバレッジは本当に安全?中学生でもわかるように解説!

低レバレッジってよく聞くけど・・・・・・

「FXをするなら低レバレッジの方がリスクが少なそう」

そう思っていざ調べてみると,

「低レバレッジならば小リスクで安全!」

といった意見もあれば

「実は低レバレッジは危険!」

といった情報もたくさん出てきて混乱していませんか?

この記事では、FXトレードにおける低レバレッジのメリット・デメリットについて中学生でもわかるよう丁寧に解説します。

読み終えれば低レバレッジのリスクをよく理解し、レバレッジとの付き合い方をマスターできること間違いなし!

そもそもレバレッジとは

まずはレバレッジを定義してみましょう。

辞書で調べてみると

「てこの作用」(引用:大辞泉)

とあります。

FXでのレバレッジも同様の意味を持ち、少額の資金で多額の取引をすることを意味します。

例えば、1ドル=100円の時に100万円の資金で購入できる米ドルは、当然ながら同価値の1万ドルですね。

しかし、同じ100万円の資金でも25倍のレバレッジを利用すると、25万ドルのアメリカ通貨を持つことができます。

このように、レバレッジには高いもの、低いものがあります。

一般的に国内のFX業者では、レバレッジ1~3倍を低レバレッジ、20倍以上を高レバレッジと呼びます。

レバレッジについては理解できたでしょうか?

それではいよいよ低レバレッジのメリットについて紹介していきます。

低レバレッジの3つのメリット

さて、いよいよ本題に入っていきます。低レバレッジの主なメリットとして

①ロスカットされにくい

②急激な損失を抑えられる

③スワップポイントを安全に受け取れる

の3つが挙げられます。それでは詳しく解説していきます!

① ロスカットをされにくい

FXには、ユーザーの資産を守るために一定のマイナスが発生するとポジション全てを自動的に精算して損失を確定するロスカットという仕組みがあります。

「この金額の取引をするならばこれぐらいのお金は持っていなければいけませんよ」

というボーダーラインを下回りそうになった際にロスカットが発動し、強制的に決済となります。

ロスカットがないと預け入れた資金を全部失うことはもちろん、追加で損失分を支払わなければいけなくなる可能性もあります。

高レバレッジであればあるほどボーダーラインの位置が高くなり、わずかな相場の動きによってマイナスが発生した際にもロスカットされてしまう可能性が大きくなります。

つまり、少ない余剰金で高いレバレッジをかけてポジションを持つと、1円未満のマイナスの値動きでも資金が大きく減少してしまいます。

一方で低レバレッジでの運用になるとその分ロスカットのリスクが小さくなるため、長期での保有や、発生したマイナスがプラスに戻るまで待つといった投資手法も選択可能です。

ロスカットの回避術についてはこちらを参照ください。

② 急激な損失を抑えられる

高レバレッジで運用をしていると、ロスカットされてしまった場合、資金の大部分を失う可能性があります。

一方、低レバレッジでの運用では、余程激しい相場変動が起きてロスカットされない限りは長期保有が可能です。

つまり、値下がりしてマイナスを被っても再びの値上がりを待つことができますね。

③ スワップポイントを安全に受け取れる

FXの魅力の一つに、スワップポイントというものがあります。

スワップポイントは、低金利の通貨を売り、高金利の通貨を買うことで得ることができる金利の差額です。

高金利の通貨を保持している限りは毎日スワップポイントを受け取ることができます。

低レバレッジで通貨を購入し、ロスカットを回避しながら高金利の通貨を保持し続けることで、長期にわたってスワップポイントを受け取り続けることができます。

ただし、高金利の通貨を売る際にはスワップポイントを支払わなければなりません。

低レバレッジのデメリット

低レバレッジのメリットを3つ紹介させていただきましたが、もちろん低レバレッジにもデメリットは存在します。

大きな利益を出しづらい

大きな利益が出にくいというのは低レバレッジ最大のデメリットです。

低レバレッジでの取引を行うことで、少額の資金で大きな取引を行えるといった他の金融商品にはないFX最大の特徴を活かさないことになります。

例えば、10万円の資金を持つあなたが1ドル=100円の時点で30倍の高レバレッジで米ドルを購入したとしましょう。

あなたが購入できたのは10万円×30=3.5万ドルです。

そして、数日が経過し1ドル=110円の為替変動が起き、購入した全ての米ドルを手放した場合、

110円−100円=10円(1ドルあたりの利益)

10円×3.5万=35万円(全体の利益)

となります。10万円の投資で35万円の利益を生み出したため、利益率は350%となります。

もしこの取引を低レバレッジで行う場合、レバレッジ無しなら300万円、2倍のレバレッジでも150万円の資金が必要でした。

というのがFX最強の武器、高レバレッジの魅力です。

低レバレッジとは比べ物にならないぐらいの圧倒的資金効率ですよね。

高レバレッジが怖いと言われる二つの主な理由の

・負けて借金を作ってしまいそう

・すぐにロスカットされて資金をゼロにしてしまうのではないか

ということは「ゼロカット」制度という、入金した金額以上は損しない仕組みのある海外FX業者を利用し、レバレッジの倍率と投入する資金をしっかり調整する等の対策を行えば恐るに足りないものです。

巷で噂されている

「FXに負けて大損!」

「家族も貯金も失った上に借金まで作ってしまった」

のような噂は、勉強不足なトレーダーの話がほとんどです。

少ない資金で国内FX業者の口座を使い、高レバレッジ取引でロスカットされてしまう。

そして追加で損失分を入金せざるをえなくなってしまった方々の話です。

レバレッジを下げれば下げるほど取引に必要な資金の額が高レバレッジに比べて大きくなっていくため、資産をこれから増やしたいと思っている人にとっては低レバレッジでの取引はあまりに資金効率が悪く、向いてないといえるでしょう。

まとめ

今回は、低レバレッジのメリット・デメリットをそれぞれいくつか解説しました。

リスクが少ないと思われがちなFXの低レバレッジでしたが実は大きなデメリットも存在していることは理解していただけたでしょうか?

せっかくFXをするならより資金効率が良いハイレバレッジでの運用をお勧めします。

管理人おすすめの運用方法、ハイレバレッジ についてはこちらの記事で解説しています。

ただし、しっかりとリスクを管理し、計画的にレバレッジを設定するようにしてください。

それでは素敵なFXライフを!

おすすめの記事